• 開幕 はじめに
  • 1イニング目「語源」を制するものは単語を制する
  • 2イニング目「頭に付く言葉」(接頭辞)だけで意味は半分わかる
  • 3イニング目「お尻に付く言葉」(接尾語)で品詞を見抜く
  • 4イニング目「和製英語」を活用する
  • 5イニング目 知っている単語から「連想」する
  • 7イニング目 単語を「分解」してみる
  • 8イニング目 TOEICの「好み」を狙い撃つ
  • 9イニング目 TOEIC常連言葉達
  • After the Game(あとがき)
  • おまけ

2イニング目 「頭に付く言葉」(接頭辞)だけで意味は半分わかる

TOEICはいいピッチャーと同じでわざわざ難しいボール(難しい単語)を投げて(出題して)来ます。

この難しいボール(単語)を攻略する為には、頭にくっつく接頭辞やお尻にくっつく接尾辞をいうものを覚えておくと便利です。

いいバッターはピッチャーの癖を見抜いて、次に投げる球種を予測します。この癖にあたるのが接頭辞ですね。接頭辞はその単語の意味がどんなものなのか、頭にくっ付いてあらかじめ意味を予告してくれています。これら接頭辞の意味を知っているだけで、見た事ない単語でもだいたいどんな意味の単語なのか予測する事が出来ます。

ここでは、メジャーな接頭辞をいくつかご紹介しますので、接頭辞ごとにどんな意味の単語が出来ているか考えながら覚えて行きましょう!

接頭辞ex-

Ex-には「外」「十分に」という意味があります。これが付いている単語は何か「外」のイメージが付いているので、その癖を見破って、攻略しましょう!

Exit(出口)外に出るところだからですね。

Expansion ex(外に)pand(広げる)sion(こと)→「拡大」。 「事業を大きくする。」という意味で使います。

Excursion(遠足)  「遠足」は外に出るので、exが付いてますね。

Expedition(旅行) ex(外に出す)pedi(足)tion(こと)→「遠征」→「旅行」。Expediteは「~を迅速に遂行する」の意味。

Exhibit(展示会)ex(外に)hibit(持たれる:haveに似てますね)→「展示」 同じ意味でexhibitionもあります。大規模になるとexposition(エキスポ:博覧会)、小規模はshow(小展示会)です。

Excavation  ex(外に)cave(ほら穴を掘る)→「掘削」excavateは「掘削する」 digも「掘る」という意味なので一緒に覚えましょう。 TOEICではexcavation site(掘削現場)でよく出ます。

Executive ex(外まで)cute(ついて行く)tive(人)→「取締役」ですね。代表取締役は(CEO)Chif Exective Officerですね。

Exist(存在する) ex(外に出て)sist(立つ)ので

Excerpt(抜粋) 新聞記事をex(外)に抜き出すので。パート7で良く出ます。

Experience(経験) ex(十分に)peri(試してみる)ence(こと)

Experiment(実験) ex(十分に)peri(試してみる)ment(こと) お尻の言葉が違うので意味も違って来ますが、語源は一緒ですね。

Explain(~を説明する) ex(十分に)plain(分かり易い)状態にする。

接頭辞re- 

Re-には「再び」という意味と「強調の働き」があります。

Remind re(再び)mind(気付く)→「思い出させる。」という意味ですね。イベントの数日前に再確認の為にreminder(思い出させるもの)として参加者にemailを送ったりします。

Remove(~を取り去る)←re(再び)move(動かす) 

Release (解き放つ)←re(再び)lease(緩める)  leaseはloose(緩める)から来たと考えれば覚えやすいRequire(~を必要とする)←re(再び)quire(求める) needを難しく言う時に使う。社員募集の広告でRequirements(必要条件)という言葉が出るので、ついでに覚えましょう!

Repair(~を修理する) ←re(再び)pair(用意する) fix(固定させる→修理する)に言い換えたりします。

Recommend(~を推薦する)←re(大いに)commend(勧める)  recommendation(推薦)も覚えましょう!

ですね。また「縛りを緩める」という解釈でleaseは「~を貸す」という意味に発展して行きますね。

Resurface(再浮上する)←re(再び)surface(水面に出る)

Reimburse(~を払い戻す) 社員が主張費用を立て替えて、払い戻しを受ける時に使います。Reinbursement(払い戻し)もついでに覚えましょう!

接頭辞 trans- 

Trans-は「越えて」「別の状態へ」というイメージが含まれた言葉を作ります。

Transform(~を変形させる)←trans(別の状態)form(形) トランスフォーマーtransformerはここから来てますね。

Transfer trans(越えて)fer(行く)→移転

Transportation trans(越えて)port(運ぶ)→「輸送」となります。ポーター(porter)は荷物を運んでくれるボーイさんの事ですよね。

Transcript trans(越えて)script(書く)→「転写」「コピー」ですね。

Transmit trans(越えて)mit(送り出す)→「伝達する」ですね。「伝達」はtransmissionです。

Translate(翻訳する) 「別の状態にする。」というイメージですね。

接頭辞en-

En-「~にする」「~の中に入れる」という意味があります。

Enlarge(~を大きくする)←en(する)large(大きい)

Enroll(~を入学させる)←en(中に入れる)roll(名簿) enrolment(入学)も覚えましょう!

Ensure(~を保証する)←en(する)sure(確かに)  パート5で出る

Enhance(~を高める) 力、精度を高める時に使います。 パート5で出る

接頭辞pre-

Pre-は「前」という意味含まれた言葉を作ります。

Prepare(~を準備する)←pre(前もって)pare(用意する)

preview (予告編)←pre(前に)view(観る)。 Preview(予告編)ous(的な)→Previous(前の) 

接頭辞co-

Co-には「共同の」という意味があります。

Coworker(同僚)←co(共同の)worker(仕事する人)

colleague(同僚)←co(共同の)league(同盟)

Cooperation(共同組合)←co(共同の)operation(操業) 日本語の「コープ」と同じ意味です。

接頭辞con- com-

con- com-には「完全に」という意味があります。

Complete(~を完成させる)←com(完全に)plete(する)。 動詞として覚えがちですが、同じスペルのまま形容詞「完成した」の意味もあるので、パート5で好んで出されます。つまりcompletedという形にしなくてもcompleteのまま使えるという事です。Completion(完了)Completely(完全に)も覚えましょう!

Computer(精密に計算するもの)なので、Computeで「精密に計算する」という意味です。つまりコンピューターとは「計算機」というのが根本の意味なんですね。

Confirm(確かめる) con(完全に)firm(かたい)→「確かめる」ですね。Confirmation(確認)も覚えましょう!

Consume(消費する) con(完全に)sume(取る)→「消費する」ですね。Consumption(消費)も覚えましょう!

Conclude(~と結論づける) con(完全に)clude(閉じる)。Conclusion(結論)もついでに覚えましょう!

否定の接頭辞

un- in- im-は「不」「無」「未」「否」と同じで否定の意味があり、くっついて元の言葉と反対の意味の言葉を作ります。

Incorrect(不正解)←in(不)correct(正解) 構造が日本語と同じですね。

Unfortunately(不運にも)←un(不)fortunate(幸運)ly(に) パート6で出ます。

Unveil(明らかにする)←「ベールで包まれなくする」←un(無くす)veil(ベール:幕で覆う)

Uninterrupted(絶え間ない状態)←un(ない)interrupt(間に入って邪魔する)ed(される)

Unwilling(~する気がしない状態)←un(ない)willing(喜んでする意志がある)

Inconvenient(不便な)←in(不)convenient(便利な) 故障中の自販機に貼紙でSorry for the inconvenience(ご不便おかけして申し訳ありません。)という使い方でパート7でよく見かけます。

Incredible(素晴らしい)←「信じられない」←in(ない)credit(信用する)able(できる) unbelievableと同じ成り立ちの言葉ですね。意味も似ています。

Informal(略式の)←in(非)formal(公式の) casual(普段の)と似た意味です。

Insufficient(不足している状態の)←in(不)sufficient(十分) enough(十分な状態の)とは逆の意味ですね。

Impair(価値を損なう)←pair(対)が正常な状態なのに、その状態でim(なくなる)。

Unlock(開錠)←un(ない)lock(鍵をかける) 施錠していない状態を表すならunlocked(鍵かけられていない)を使います。

Unfamiliar(なじみのない)←un(ない)familiar(親しい) be unfamiliar with this area(この土地は良く知らない)という使い方をします。Withを使う事を覚えておきましょう!パート5で出ます。 

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