3S施工具体的な施工方法と注意点

ヴォルテクサーは、光触媒、各種コーティング剤、殺菌・除菌・防カビ・消臭剤などの塗布に特化した超微粒子噴霧が可能な製品です。
液剤は非常に細かい粒子となり、コーティング剤に無駄がなく、光触媒の性能を最大限引き出す施工が可能です。

コンプレッサーについては、連続して1.5馬力程度のエアーを出し続けることが必要になります。

一瞬でもエアが緩むと、その際に吹き付けられる酸化チタンが十分に分散されず、水滴上で施工面に付着することになってしまいます。

超微粒子化されたTiO粒子は施工面に分子間力により結着していることは先に説明した通りです。このことは被施工基材とTiO粒子はゼロ距離で結着しているということです。基材に対して酸化還元反応が及ぶことはないので、どのような基材にも施工が可能になるのです。

近距離でのオーバースプレーやエアーの圧不足、ノズルの整備不良等で大きな霧が施工面に付着すると、酸化チタンは鈴分子にのみ込まれその中心に集まります。このとき施工面と酸化チタン粒子の間に水が入り込んでいるため、光触媒作用が施工面に及ぶことになります。

瞬時に施工面に影響が出ることはありませんが、目視できるような粒を見かけたら即拭き取るようにして下さい。

高速で安定的に回転するノズルから噴出される超微粒子酸化チタン分散液は、互いにぶつかり合右ことで水・アルコールから分離し、本来の粒径に戻ります。

このとき施工面と酸化チタン粒子の間に分子間力が働き、施工面と酸化チタンが結着することになります。

ここで空気圧が不足していると分散力が足らず、施工面に結着しない、或は施工面との間に水分が入り、強酸化力によるサビ等の原因になります。

1.5mよりも近距離での吹き付けは原則推奨しませんが、スプレーガン側でエアー量を増やし、溶剤の量を絞るとある程度のリスク回避にはなります。

数nmの超微粒子は均一に吹き付けることが非常に困難です。

2回、3回と繰り返し吹き付けることで、隙間なく酸化チタンコーティングをすることができます。

その際、数時間置くことで、目に見えない施工面に付着していた菌・ウイルスが分解されることによって生じるスペースを補うことが出来ます。そのため重ね吹きをする場合は、1回目と2回目の間に最低1時間は間隔を空けることがコーティング効果を高めるコツになります。

ATP・ADP・AMPどちらも少ない場合、洗い残しも菌数も少ない状態であり、清浄環境として静菌状態を維持できています。

ATP・ADP・AMPいずれかが多い場合、菌・ウイルスの栄養源が豊富な状態であり、清浄環境を維持するのが困難です。

汚染度が進むにつれ消毒効果が出にくくなり、接触感染リスクが高まります

菌・ウイルス対策の目標値としては、食品製造現場での洗浄度ランク低とされるATP値500以下を目標とすることになりますが、一般の職場や家庭では、ATP+ADP+AMP値1000以下であれば十分に清潔環境と言えます。

施工後の効果測定をする場合、コンプレッサーの使用に伴う風圧により、施工表面には埃や塵が付着しています。

軽くティッシュで水拭きしてから測定して下さい

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